大きないびきをかき、睡眠中に繰り返し呼吸が止まる病気。
気道が塞がって呼吸ができず、 眠りが浅くなるため、著しい
睡眠不足によって、昼間強い眠気が起こります。
また高血圧を含めた心血管障害が起こりやすいのも特徴の一つです。 肥満者や顎の小さな人がなりやすいようです。経鼻的持続陽圧呼吸法 (CPAP) やマウスピースを用いて治療することが多いですが、体型や顎の形態、重症度、年齢を考慮して治療法を選択する必要があります。
夜間に十分な睡眠をとっていても日中の眠気が強くしばしば居眠りを生じます。不眠症ほど多くはありませんが、慢性的な眠気に悩んでいる人の割合は国民の1割に達すると言われています。睡眠不足や生活スケジュールの影響を検討した後に、精密な重症度評価を行い、適切な治療法(主に薬物治療)を選択します。
日中の眠気が強く、断続的に居眠りを繰り返します。また、眠気だけでなく、夢をよくみることと、夜間の眠りが浅いこともこの病気の特徴です。寝入り際に夢をよくみる、金縛りにあう、情動脱力発作(笑ったり、怒ったり、びっくりしたときに体の力が抜ける)が生じる、などの症状もみられます。 薬物服用と生活調整によって、日常生活の障害がなくなるレベルまで治療可能です。
睡眠障害の代表といえる症状で、夜の寝つきが悪く、 眠ろうとするとかえって
目が冴えたり、途中で目がさめてしまう、朝早く目が覚めるなどの症状がみら
れます。
当クリニックでは、なるべく少量で効果的な治療薬の選択を目指しています。
また、カウンセリング治療(認知行動療法)も行っており、高い治療効果を得て
います。
主に夕方から夜間座ったり横になったりしている時に、足を中心に不快な感覚(ムズムズ、いらいら、痛い、痒い…など様々)が生じ、じっとしていられなくなるもので、不眠の重要な原因になります。足を動かしていると楽になるのも特徴のひとつです。
生活習慣の調整と共に薬物治療を行うことで大半が良くなります。
睡眠中に四肢(足を中心とした)に周期的な動きが生じて、睡眠が浅くなり、これにより昼間眠くなることもあります。むずむず脚症候群と類似した原因で起こると言われており、治療法も共通しています。
睡眠-覚醒の時間帯が、社会生活(学校や会社等)を送る上で望ましい時間帯からずれてしまうもの。極端に夜寝る時間が遅く、 朝寝坊になる睡眠相後退症候群が代表的です。この疾患は遅刻、欠勤の原因になるだけでなく、全身の倦怠感や立ちくらみ、うつ症状を生じることが多いこともわかっています。体内時計を整える治療によって改善します。
子供のいびき・睡眠時無呼吸、日中の眠気、むずむず脚症候群など (当クリニックでは小学生以上を対象に診療しております)。生活習慣指導など、薬物に頼らない治療が主体になりますが、成人と同様の治療法を用いることもあります。
当クリニックは、上記以外にも睡眠中のうなり声やけいれんなどを含めて多様な睡眠障害にも対応する、総合睡眠診療施設です。
まずはご相談下さい。